看護師に欠かせない感染対策

看護師は病院で働く場合はもちろん、どの職場でも感染対策を怠ってはいけません。特に病院は風邪やインフルエンザ、結核など、重大な感染症を抱えている人もいます。海外から馴染みのない感染症を持ち込んでしまう方もいるので、とにかく一瞬たりとも気が抜けません。
当然看護師はそのような感染症への罹患を防ぐためにあらゆる予防接種を受けますが、完璧に防御できるとは限りません。ただ、具合の悪そうな患者を毛嫌いするような態度では、看護師として適切ではありません。性能の良いマスクを正しく着用するのはもちろん、その上で患者を安心させるような接し方が求められます。

感染を防ぐためには、シンプルではありますが規則正しい生活習慣を心掛けることが大事です。規則正しく生活することで自然と免疫力が上がり、免疫力が高ければウイルスが体内に入っても発症には至らないでしょう。
しかし、残念ながら看護師は日勤と夜勤を繰り返しながら働くので、規則正しい生活は難しいかもしれません。この辺りに関しては転職して環境を変えない限りコントロールできない問題なので、休める時にしっかり休むことが大切です。その他栄養バランスに優れた食事や十分な睡眠時間を心掛けると、免疫力は強化されます。
このように免疫力を高める身体づくりや生活習慣を心掛けておけば、ウイルスの感染リスクを軽減することができるでしょう。

万が一感染してしまったら、無理せず休むという選択も大事です。自分がウイルスを撒き散らさないようにすることで、さらなる院内感染を防ぎます。人手不足であれば休みにくい雰囲気もありますが、一番大切なのは感染を拡大させないことです。